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カテゴリー別アーカイブ: 田村先生のコラム

臨床スーパーヴィジョン

<講座>グループ臨床スーパーヴィジョンとは異なり、個別のオーダーメイドのスーパーヴィジョンです。

ふだんの臨床活動を振り返り、スーパーヴァイザーと話し合い、臨床の腕を向上させます。

対象:精神科医、臨床心理士、教員、セラピスト、カウンセラー、相談員など、業務として心理支援を行っている方。

人数:おひとりの個人スーパーヴィジョンばかりでなく、お仲間3-4人までのグループ・スーパーヴィジョンも可能です。

時間:1回60~90分

時間帯:月~土の午前10時から午後9時まで、ご希望の時間帯をご相談します。

頻度:月に2回程度から2ヶ月に1回程度まで、ご希望に応じます。

標準料金:

2万円:継続したスーパーヴィジョンの場合

3万円:1回のみのスーパーヴィジョン(=コンサルテーション)の場合

これはあくまでも標準的な場合ですの。継続期間、予算などによりご相談させていただきます。

申し込み:スーパーヴィジョンをご希望の方は、そのやり方について相談するセッションを設けます(無料)。ウェブサイトより、もしくはお電話でお申し込みください。

 
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投稿者: : 2012/12/02 投稿先 田村先生のコラム

 

新講座のねらいについての補足説明

新年度からいくつか新しい企画を初める背景とねらいについて説明します。

昨年開業して以来、月2回「心の支援者研究会」を開催してきました。当初は、どのような方々が、どのようなニーズを持って参加されるかよくわからなかったので、なるべくオープンな形で、「心の支援者」ならどなたでも、内容も特にこちらから定めず、集まった皆さんで決めていました。

これまでの経験から二種類のニーズが見えてきました。
  1. 対象(クライエント)の問題の理解、解決の方法・技法などを知りたい、学びたい。
  2. 対象に向き合う自己を掘り下げたい、深めたい。
このふたつは車輪の両軸のようなものです。
多くの参加者はとりあえず前者を求めてきます。しかし話を深めていくうちに、支援者としての自分と対象(クライエント)との関係性(向き合い方)、さらには支援者自身の内面やこれまでの体験、支援者の置かれた職場などの環境・文脈のあり方などに発展して、より後者に近くなります。
 私は後者を深めることが支援者の成長に不可欠と考えます。しかし、そこに向かうのは大きな抵抗を伴います。そのニーズは認めつつ、前者のレベルで学びたいという方もいます。
 これまで「心の支援者研究会」を30回あまり開催してきた経験から、「何でもアリ」のスタンスを明確化させ、いくつかに分けて進化させました。
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<講座>支援者の自己と向き合う

 後者のニーズに特化させました。
 支援者としての基礎編です。対象(クライエント)に向き合う前に、まず自分自身と向き合うことが大切です。いくら理論を学習して、技法を身につけても、基礎となる部分がしっかりしていないとうまく支援できません。
 対象は今までの「支援者研究会」と同様に広くとり、「心の支援者」であればどなたでも参加できます。とりあえず毎回単発参加のオープングループで始めますが、人数が揃い次第固定メンバー(クローズド・グループ)にしたいと考えています。
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<講座>ひきこもり救出講座

対象者を
  1. ひきこもりを抱えるご家族
  2. ひきこもりの家族に関わる支援者
に限定し、講座の目的を「ひきこもり支援」に特化させました。
 この講座は、支援される立場の人たちと、支援する立場の人たちが共に学ぶ点がとてもユニークです。これは、家族と支援者がひとつの部屋で話し合うリフレクティング・チームの考え方を発展させたものです。ご家族は私や支援者、そして同じ状況にいる他の家族の方々から支援やアドバイスを受けます。支援者の方々はそのプロセスに関わることで、より良い支援方法を体験的に学ぶことができます。家族を支援する場面をとおして、ひきこもりの子どもにどう関わったらよいかというご家族のニーズと、ご家族にどう関わったらよいかという支援者のニーズを、相互に協働しながら学びます。この方法は、家族と支援者双方にとって多くのメリットがあります。
 ご家族は、多くの支援者より支援を受けることができます。
 支援者は、実際の家族支援の場面を体験できます。
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<講座>グループ臨床スーパーヴィジョン

  1. 対象(クライエント)の問題の理解、解決の方法・技法などを知りたい、学びたい。
  2. 対象に向き合う自己を掘り下げたい、深めたい。

というふたつのニーズ(車輪の両軸)のうち、(2)にはあまり入らず、(1)に特化したスーパーヴィジョンです。

 より深く学ぶために、対象をある程度の経験と知識をお持ちの方に限定させていただきました。参加者の経験する事例をもとに、家族療法の理論・技法をより具体的・実践的に応用します。
 参加したいけど私は資格があるのだろうかと戸惑われる方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
上記、3つの講座は新年よりオープン(単発参加)で始めますが、頃合いを見はかりながらクローズド(固定メンバーによる連続参加)にしたいと考えています。
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個別スーパーヴィジョン

こちらは、スーパーヴァイジーとの個別契約によるスーパーヴィジョンです。
上記の<講座:グループ臨床スーパーヴィジョン>はこちらで設定した枠組み(日時、参加資格、内容など)に参加する形をとりますが、この<個別スーパーヴィジョン>は通常のクライエント対象のセラピーと同様に、日時やSV内容などをヴァイジーのニーズに合わせ展開します。ふたつのニーズ(車輪の両軸)の両方とも扱うことが可能です。
 
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投稿者: : 2012/12/02 投稿先 田村先生のコラム

 

<新講座>ひきこもり救出講座

家族と支援者のための

ひきこもり救出講座

ひきこもりを家族と社会の力で解決しよう。
ひきこもりのお子さんとの向き合い方
家族の対応のしかた:良い対応方法、間違った対応方法について
思春期の心理の理解。家族関係・親子関係のあり方
などを実例に基づいて体験的に学びます。

開催日時 1000-1200(2時間)
2月1日(金)、2月16日(土)、3月8日(金)、3月23日(土)、(4月以降の日程は未定)

対象

  • ひきこもりの人を抱えるご家族の方
  • ひきこもりのご家族を支援する機関(相談機関・学校・病院など)の方

定員 12名
参加費 各回4千円。

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  • なぜ、ひきこもるのでしょうか?
  • どうやったら前向きになり、ひきこもりを解決できるのか?
  • どうやったら家族の力で子どもの心を元気にできるのか?

ひきこもりのお子さんを抱える親の方々が、ひきこもりの本人と家族を支援する方々と共に、実際に役立てるよう体験的に学びます。

さらに、ひきこもりの家族に関わる支援者へ向けて、

  • どうやったら、自信を失っている家族を元気にできるのか
  • 効果的な面接法、カウンセリングの諸技法、家族療法・家族カウンセリングの進め方

などを学びます。

 
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投稿者: : 2012/12/02 投稿先 田村先生のコラム

 

<新講座>グループ臨床スーパーヴィジョン

(新年より新たに始めます)

グループ臨床スーパーヴィジョン

参加者が提示する事例を検討しながら、家族療法の理論と技法を実践的に学びます。
個人セラピーでは、個人の人との信頼関係を築けばよいが、複数の人との面接は、それぞれの人との信頼関係を築きつつ、家族という集団システムにアプローチします。
個人に焦点を当て、気持ちを深く掘り下げる従来のカウンセリング・アプローチと共に、家族の関係性をてこにして問題を解決していく考え方と、その具体的な方法を習得します。
 
開催日時:1900-2100(2時間)
1月22日(火)、2月18日(月)、3月15日(金)
対象 医師、臨床心理士、専門看護師など臨床の専門家としての資格(修士課程修了相当)を持ち、3年以上の臨床経験を有する人。継続して関わる臨床ケースをグループに提示できる人。参加資格の該当についてはお気軽にお問い合わせください。
定員:6名。
参加費 5千円。
 
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投稿者: : 2012/11/30 投稿先 田村先生のコラム

 

<新講座>支援者の自己と向き合う

(新年より新たな講座を始めます)

支援者向けセミナー

支援者の自己と向き合う

相手の気持ちに寄り添い真に共感するためには支援者自身の心を客観的に理解し、受け入れることが大切です。その重要性はわかっていても、実際に掘り下げる機会は限られています。
このセミナーでは講師がファシリテートして安全な環境の基で自己を掘り下げます。
開催日時 1900-2100(2時間)
1月10日(木)、2月8日(金)、3月11日(月)、(4月以降の日程は未定)
対象心の支援者。現在、心の支援業務・活動に携わっている方。
例)精神科医、心療内科医、臨床心理士、スクール・カウンセラー、心理カウンセラー、教育相談員、看護師、保健師、学校ソーシャルワーカー、行政・教育・民間の電話相談員、児童相談所の福祉司・心理士、子ども家庭支援センター職員、児童・民生委員、幼小中高の教諭・養護教諭など
定員 10名。
参加費 4千円。
自己と向き合うことはある意味とても辛いこと、勇気のいることです。でも、達成するときの達成感は大きく、支援者として、そしてひとりの人間として成長します。
具体的には、参加者の体験に基もとづきテーマを決めて、各自の自由な物語を各自のペースで展開します。
Q)教育分析とどう違うのですか?
A)自己の体験を振り返り、自己理解を深め、支援者としての資質を向上させるという意味では教育分析と似ています。しかしそこに至るアプローチ方法が異なります。教育分析は精神分析理論に基づいています。ここではシステム理論に基づいたグループ・ダイナミクスを利用してより構成的、能動的に行います。
 
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投稿者: : 2012/11/30 投稿先 田村先生のコラム

 

スーパーヴァイザートレーニング 5/5

やっと最終日。

20人くらいまでの少人数で、話を聞くだではないワークをたくさん取り入れた5日間のトレーニングは何度か経験あるけど、うまく流れに乗ればかなりしっかりしたものを得る。今回は私が唯一の日本人で言葉の壁もあったけど、通訳さんもいたし、まあ充実してた。

今日やったことは、評価(assessment)について。
アセスメントしなくてもよいSVもあるし、組織内でやってるSVはどうしてもアセスメントが必要になる。それをどうやって行うかの工夫とか効果的な方法について学んだ。
午後はコンサルテーション。ヴァイジーの困った事例を講師がメンター役になり、みんなの前でそのやり取りのデモをしてくれる。
その後はメンタリングについての話。
メンターとは「スーパーヴァイザーのスーパーヴァイザー」のこと。長いからAAMFTでこの名前にしたんだって。
家族療法に魅せられ、30年来やってきた私にしては、すごく良い方法だからもっとみんなに使ってもらいたいという願いがある。しかし、複数の人と向き合うためにそれなりの難しさ、取っ付きにくさがある。
家族療法を使える人を増やすには、育成する人が必要だ。講義をするのは大学の先生だったりするけど、臨床の技術を伝授するのは大学の先生を含めスーパーヴァイザーという名前になるのだろう。ヴァイザーを育成することが大切だ。今回やったようなスーパーヴァイザーのためのトレーニングが日本でもできればよい。やがては国内で自前で出来るようになるのだろうが、今の段階ではまだ自信がない。とりあえずは外タレを呼んでくることが必要なのかも。そういう東西の格差、学問的ヒエラルキーを脱構築したいけど、まあ現状では仕方がない。香港や今回の台北などでは結構やってるけど、こういのを日本でも出来たらいいな。私が学会の国際交流委員長だから、私がそういのをプロモートする役なんだ。今回、Sherylとも親しくなったので(ひとりだけの日本人であることが有利に働く)、また彼女を呼ぼうかな。来てくれそうな雰囲気だった。
 
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投稿者: : 2012/11/05 投稿先 田村先生のコラム

 

スーパーヴィジョントレーニング 4/5

4日目。
まず、やったことを紹介すると、、、
1)始めは質問コーナー。
4日目にもなるといろいろな状況が見えてきて聞きたいことも溜まってきます。
たとえば危険度・緊急度の高い状況で、どうセラピストとそのヴァイジーはどう責任を取ることができるのか。
組織の中でヴァイジーがいて、ヴァイザーはヴァイジーとの関わりとともに、その組織とどう関わるのか。ヴァイザーはどのような組織にいて、ヴァイジーのいる組織とどういう関係性にいるのか。そのことが、SV関係にどのような影響をもたらすのか。
セラピーの中身とともに、ケースマネージメントの側面がでてきます。Yesと言いたいのだけど、Noと言わないとならない場面も出てくる。その折り合いをどうつけるのか。
2)Philosophy of supervisionについて。
講師の説明に引き続き、2人組になって自分にとってのphilosophyってなんだろうということを確認し合いました。これについては下で詳しく書きます。
3)午後はロールプレイ。
ヴァイザー役、ヴァイジー役、それにリフレクティング・チームも加え、1時間ほどかけて実際のSVセッションをやりました。私はヴァイザー役をやらせてもらったんだけど、こういうのは耳学問より体験するのが一番手っ取り早いですね。
以下は感想(というかreflection)
  • こうやって多様なSVのあり方を経験して行く中で、だんだん自分がやってきたSVが何だったのか見えてきました。
  • 今回のトレーニングは、SVの経験がない人のためのトレーニングではないんです。既に自分でやってきたSV経験を振り返り、それはいったい何だったんだろうか、他の人たちがやっているSVと比べてどんな位置づけなんだろうか。より良いやり方ってあるんだろうか。自分がそれまで培ってきたセラピストとして、ヴァイザーとしての経験を否定したり無理に変えようということではなく、それをさらに生かして自分の特性を生かし、「あ、なるほどね、自分ではこうやってきたんだ、これからもっとこうすればもっと良いSVになるんだ!」というような、目から鱗を落とすself-reflection, self-empowermentのプロセスなんですね。
  • Philosophy of Supervision。英語だとすごいことのように見えるけど、「哲学」じゃなくて「理念」ですね、これは。これを、学会のSV認定のときに作文させられたんです。当時はなにを書いたらよいのかさっぱりわからなくて手探りで一応書いたけど、その時にこのトレーニングを受けていればホントによかったと思います。「SVの理念」って何のことだか、よ〜くわかりました。
  • それはたくさんの要素からなるんですね。たとえば、★SVのゴールをどこにおくのか。★SVをどう定義しているのか、★ヴァイザー、ヴァイジーはそれぞれどのような職業的・個人的文脈に置かれているのか。両者の関係性の文脈はどうなのか。★SVの枠組みはどのようなものか。個人・グループ、何を使うか、ケースを話すか、録音・録画を使うか、ライブでやるか、チームでやるか。★ヴァイジーを評価をするのかしないのか。★ヴァイザーの背後にある考え方、アプローチはどんなものか。それはセラピーに関するセオリーだったりするのだけど、それをSV関係とのisomorphismでどう使うのか。。。。などなどを明らかにしていきます。こういうのを自分ひとりで考えてもさっぱりわかりませんよね。他者と比較して、はじめて自分のSVが何だったのか、その「理念」が見えてきます。
  • このトレーニングを受けていて、今まで自分自身で捉えていたスーパーヴィジョンってなに???という定義が広がりました。今までは、なにしろ「スーパー」ヴィジョンだからよっぽど経験の積んだ、しっかりした人がヴァイザーになるものだと思っていました。だって、学会で認定したヴァイザーも今のところ評議員レベルというか、年配の、なんだか大層な人ばかりでしょ。今回参加してみて、そうではないんだよと考えを新たにしました。だって「スーパーヴァイザー」というカタカナ文字は使わなくてもSVの場面は日常の臨床現場の中でたくさんあるでしょ。医者の世界だったら駆け出しの研修医を指導する30代、40代くらいの指導医、あるいは医局の先輩。大学院で実習生を指導する教員や先輩格の院生。相談機関の職場で研修を担当する人とか。そういう人たちをすべて含めてスーパーヴァイザーと言えるんですよ。そう考えると、今の学会のSV審査基準は厳しすぎますね。
  • 蛇足の感想)台湾人と日本人のメンタリティーの類似点にも気づきました。トレーニングの中で質問とか出てきたらみんな前でシェアしたらよいのにそういう場面では黙っていて、休憩時間に個人的に人目をはばかるように講師に質問してきます。このパターンは日本でもよく見られます。台湾の人に言わせると香港の人の方がoutspokenなんだって。日本から見てもまだ韓国の方がoutspokenですよね。とてもおしとやかで前に出ず、引っ込みながら自己主張が消極的というあたり、なんだか日本文化とそっくりです。こっちの人がとても親日的なのは、戦前・戦後の歴史的背景もあるのだろうけど、こうやってこっちの人たちと接していると、なんとなくとても親しみを感じます。親日性の背後にあるのはこういう心理的な要因もあるように思いました。なんとなく、すごく楽なんですよ。
 
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投稿者: : 2012/11/04 投稿先 田村先生のコラム